こっくり深いイエローカラーが魅力的【11月の誕生石】

ジュエリーを選ぶ際にもつい気になってしまう誕生石。1月から12月まで、各月に宝石が割り当てられていますよね。その中から今回は11月の誕生石をご紹介します。

 

11月の誕生石

11月は全部で2つの誕生石が制定されています。それぞれの特徴や魅力をご紹介します。

- トパーズ

トパーズのイメージ画像

英名 Topaz
和名 黄玉(おうぎょく)
 組成 Al2SiO4(F,OH)2
モース硬度 8
無色、黄、赤、ピンク、オレンジ、青など
主な産地 ブラジル、ナミビア、パキスタン、ミャンマー、アメリカ、ロシアなど
石言葉 友情、幸福、誠実、知性、友愛、希望、潔白など
お手入れ方法

・柔らかい布で全体をやさしく拭く
・汚れが気になる時は、中性洗剤を溶かしたぬるま湯に入れて柔らかいブラシで優しくこすって洗う
・熱に弱いため、熱湯は使用しない
・超音波洗浄器、スチーム洗浄器の使用は控える
・衝撃に弱いため、他のジュエリーと接触しないように保管する


ギリシャ語で「探し求める」という意味の「topazos(トパゾス)」が語源になったとされるトパーズ。これはかつてトパーズが採掘された島が濃霧に覆われており、夜になり宝石が光った時にやっと見つけ出せたという話が基になっています。他にもサンスクリット語でを意味する「tapas(トパス)」が由来という説もあります。

トパーズはカラーバリエーションが豊富な宝石として有名ですが、天然のトパーズは通常無色透明。そのため、名の知れたブルートパーズやオーロラの様な輝きを見せるミスティックトパーズも加工が施されている場合が多いです。
王冠のイメージ画像
希少な天然カラートパーズの中でも特にレアなのはインペリアルトパーズ。「インペリアル」=皇帝を意味します。オレンジがかった淡いピンク色が特徴で、透明感のあるフルーティーな色味からシェリー酒になぞらえて「シェリーカラー」とも言われます。
名前の由来は諸説あります。ブラジルで採れる最高品質のトパーズを皇帝の名前を冠して区別していたから、ロシア皇后のジュエリーに使用されていたからなど。どの由来もインペリアルトパーズの価値が認められていたからこそ生まれたものなんですね。
祈りのイメージ画像
トパーズは様々な土地や時代で信仰の対象となった宝石。古代エジプトでは黄色く輝くトパーズを太陽神ラーの象徴として崇めました。ルネサンス期のヨーロッパでは呪いを解く宝石として信仰されたました。
驚くことにこのような信仰は医療の領域にまで及んだこともあります。中世ドイツの修道女であった聖ヒルデガルドは、3日間ワインに浸けたトパーズを目にこすりつけると弱視が治ると患者に勧めていたそう。現在では考えられないような内容ですが、トパーズの神秘性がこのような信仰を生み出したのでしょう。

トパーズは自分が持っている能力やパワーを引き出してくれる宝石とされています。また、自分にとって必要なものに出会わせてくれるパワーを持つとも言われています。転機となるタイミングやチャレンジしたいことがある時に身に着けると良いでしょう。比較的リーズナブルなトパーズはジュエリービギナーの方にもオススメです。

- シトリン

シトリンのイメージ画像

英名 Citrine
和名 黄水晶
 組成 SiO2
モース硬度 7
黄色、橙など
主な産地 ブラジル、インド、チリ、ボリビア、スペインなど
石言葉 友愛、希望、富、繁栄、幸運、生命力など
お手入れ方法

・柔らかい布で全体をやさしく拭く
・汚れが気になる時は、中性洗剤を溶かしたぬるま湯に入れて柔らかいブラシで優しくこすって洗う
・スチーム洗浄器の使用は控える
・フラクチャー充填の処理が行われている場合は、超音波洗浄器の使用は控える
・急激な温度差に弱いため、手入れの際や保管状況には注意する
・衝撃に弱いため、他のジュエリーと接触しないように保管する
・紫外線で退色するため、出来る限り直射日光が当たらないように注意する

 
爽やかなイエローカラーから柑橘類を意味する「citron」が由来となって名付けられたとされるシトリン。甘酸っぱい香りが漂ってきそうな色味が人気の理由です。色が濃い方が希少で価値が高いとされており、ギリシャのヘレニズム時代には身に着けられていたとされる長い歴史を持つ宝石です。
ブランデーのイメージ画像
爽やかで可憐なイメージのシトリンですが、実はお酒にちなんだ名前がついている種類もあります。上品で落ち着いたイエローカラーの「シャンパンシトリン」、蜂蜜のような艶やかで濃い飴色の「ブランデーシトリン」、マデイラ島で作られるマデイラワインに色が似ていることから名付けられたブラウンがかったオレンジ色の「マデイラシトリン」など。どの種類も深みのある絶妙な色味が独自の魅力を持っています。

シトリンは他の宝石とのエピソードを多く持つ宝石です。例えばシトリンはアメジストの兄弟です。というのは、この2つはもともと同じ鉱物からできているのです。自然の中で加熱されたり放射線が加わったりすることでアメジストが黄色く変化し、シトリンが生まれるのです。現在市場で目にするシトリンのほどんどがアメジストを加熱して黄色くしたもので、天然のシトリンは非常に希少となっています。
アメジストのイメージ画像
シトリンは11月のもう1つの誕生石であるトパーズとも関わりがあります。しかしこのエピソードはあまり良いものではないのです。
シトリンとトパーズは全く別の宝石ですが、印象的なイエローカラーが良く似ていますよね。9月の誕生石クンツァイトの名づけ親である宝石学者のクンツも、2つは同じ宝石だと述べた程そっくりです。これをいいことに、当時人気が高かったトパーズと銘打って色の濃いシトリンを売る商人が現れたのです。これを他のトパーズと区別するために「シトリントパーズ」という造語も生まれ、現在でもシトリンとトパーズが混同されることもしばしば…。購入時には名前をよく見て注意しましょう。


シトリンはその色から太陽のエネルギーを持つとされる宝石。積極性や明るいエネルギーをもたらすとされています。また、輝く黄金色を金貨と重ねて商売がうまくいく金運アップの宝石ともされています。

SoëLの誕生石ジュエリー

SA140
SoëL Adjusterリーフシリーズ【金木犀】

SoëLでは、11月の誕生石シトリンを使用したジュエリーも展開しております。
ぜひ誕生石ジュエリーとして、毎日のコーディネートに取り入れてみて下さい。

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Birth Stone Collection

まとめ

カラーは似ているけれどそれぞれの魅力を持つ11月の誕生石。ぜひ身に着けて楽しんでみて下さいね。最後までお読みいただき、まことにありがとうございました。

この記事を書いた人

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Miyasaka

SoëL / スタッフ

新卒でジュエリー業界に入って3年目の、新米と言えなくなってきた社会人。自分自身も勉強になるような記事を目標に情報をお届けします。音楽と美術館巡りと辛い食べ物が好きです。

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