プラチナとはどんな素材?~知っておきたい特徴や価値~

プラチナとは白い輝きの美しい、希少な金属です。私たちの身近なところではブライダルジュエリーがわかりやすいでしょうか。あまり知られてはいませんが、テレビやパソコン、自動車部品、医療器具、万年筆のペン先、はたまた機能性食品などにも使われています。今回はそんなプラチナがどんな物なのか、ホワイトゴールドやシルバーとの違いなどもご紹介していきます。


プラチナとはどんな素材?

プラチナのインゴットの写真

- プラチナとは?

・プラチナ和名:白金(はっきん)
・元素記号:Pt
・元素番号:78番
・人類は何千年も前から使っていたが、化学元素だとわかったのは1735年
・宝飾品として使用され始めたのは1920年以降
・ゴールド・シルバー・プラチナと比較されることがあるが、プラチナはその中で最も希産で高価
・化学的に安定していて腐食に強い

 

さまざまな素材で作られた指輪の写真

- プラチナとホワイトゴールド、シルバーの違い

ジュエリー製品でホワイトゴールドという表記を見かけたことがあるでしょうか。ホワイトゴールド(white gold)を直訳すると、「白い金」。そしてプラチナの和名は「白金」なので、プラチナとホワイトゴールドを混同してしまうのも仕方のないことかもしれません。プラチナが発見された当時、ヨーロッパの方々が「oro blanco」、「white gold」(どちらも「白い金」という意味)と呼んだ事も混同してしまう遠因ではないかと言われています。
しかしホワイトゴールドは金の合金のひとつ。プラチナとは別の素材です。プラチナはもともと白色に近い色味ですが、ホワイトゴールドは金に他の素材を混ぜて白っぽい色味を作っています。

また何となく色が似ていると混同しやすい素材のひとつにシルバーがあります。
しかしプラチナの色調はシルバーのような白さとは違い、やや黒っぽい渋みのある白さと表現されます。そしてプラチナは大気中でさびることがないという点が、シルバーとの一番大きな違いです。

プラチナの希少さ

プラチナリングのイメージ写真

- どうしてプラチナは高価なの?

プラチナは「レアメタル」と呼ばれる価値の高い金属です。人類が今までに手にしたプラチナは約7,000トンほどと言われていて、これはオリンピックの競技用プールに注いだとして足首がつかる程度の量だそう…。ちなみに比較対象としてゴールドはプール3杯分程度と言われています。年間で採掘できるプラチナの量は、ゴールドの1/20程なのです。


こうやって採掘されたプラチナの用途は約3割が自動車の排出ガスを浄化するための触媒に、また約3割が宝飾品に生まれ変わります。

 

プラチナが採掘される南アフリカ共和国のイメージ写真

プラチナがレアメタルと呼ばれる由縁は、限られた地域でしか産出しないことにもあります。現在の主な採掘地は南アフリカ共和国、次いでロシア、ジンバブエ、北米です。日本でも河川の川砂中から見つかったことがありますが、地質的な条件は南アフリカなどとは全く異なります。

そして何よりプラチナは精錬できる量がとても少なく、時間がかかる素材なのです。原鉱石1トンから採れるプラチナはわずか3グラム程度で、これは細い指輪1本分程です。原鉱石から製品になる前段階の地金になるまで、およそ8週間。ゴールドが同じ状態になるまでおよそ1週間なので、プラチナを精錬するためにどれほどの時間と手間がかかっているのか、何となくお分かりいただけるでしょうか。

変わらない美しさ

結婚式のイメージ写真

- ブライダルジュエリー、一生物のジュエリーに選ばれる理由

ブライダルリングというと、プラチナを選ぶ方が多いですよね。花嫁のイメージカラーといえば、純潔や純粋を表す「白」。白金という和名を持っているプラチナの色は、ブライダルと強く結びついています。


そしてプラチナは変色・変質しない、粘り強いという特性があります。変色・変質しないから輝きを保ち、粘り強いからこそ細い爪でも高価なダイヤモンドをしっかりと留めることができます。一生物のジュエリーを選ぶ際に、プラチナが選ばれる一番の理由はここにあります。

プラチナの種類

SoeL Platinumを使ったジュエリーの写真

- Pt950、Pt900の違いは?

ジュエリーとして使用される金属は、「割金」という金属を混ぜる必要があります。割金は強度を上げたり色を調整する目的で使われます。

私たちが目にする一般的なゴールドジュエリーにK18がありますが、これはゴールドが75%、割金(この場合銀や銅など)が25%という意味です。これに対して一般的なプラチナはPt950、Pt900といった表記で、Pt950はプラチナが95%、Pt900はプラチナが90%、それぞれの残りが割金という意味なのです。

金属の純度が高いということはその分割金(他の金属)が少なくなります。プラチナそのものはアレルギーを起こしにくいと言われる金属です。そのためプラチナジュエリーの割金が少なければ少ないほど、アレルギーが起こる確率も低くなります。(※絶対に出ないという訳ではありませんのでご注意ください。)

■金属アレルギーに関してはこちらをご覧ください。
一般社団法人日本ジュエリー協会

 

SoeL Platinumを使ったジュエリーを身に着けた写真

- さらに特別なプラチナ“SoëL Platinum”(ソエル プラチナ)

SoëLでご紹介している“SoëL Platinum”は、通常の3倍の硬度です。変形しづらく傷つきにくいだけでなく、従来より繊細なデザインでも強度を保てます。毎日身に着けるアイテムや一生もののアイテムは“SoëL Platinum”で気兼ねなく、安心して身に着けていただけますように。

SoëL Platinumはこちらをご覧ください。
SoëL Platinumとは?

まとめ

 

ソエルプラチナの指輪の写真

変色・変質せず、粘り強さを持っているプラチナ。こういったプラチナの特徴は、一生もののジュエリーを探す時に欠かせない条件です。ぜひ長く使うジュエリーを探す時は、素材に注目して選んでみてくださいね。最後までお読みいただき、ありがとうございました。

この記事を書いた人

profile

Otagiri

SoëL / ディレクター

宝石のまち甲府生まれ。
高校時代に彫金と出会い、その後専門学校にて彫金と石の研磨を学びました。 過去には東京・青山のジュエリーショップで働いていた事もあります。 趣味は彫金、読書。毎日のウォーキングが日課。

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