青い宝石にはどんなものがあるの？～知っておきたい種類と特徴～

自然の神秘を象徴する様々な宝石たち。美しく輝く姿は時代を超えて人々を魅了します。数ある宝石の中から今回は青色の宝石をご紹介していきます。

宝石の色の違い、どうやって生まれる？

宝石のイメージ画像
宝石の色の違いは、多くの場合は化学組成(結晶構造)が異なることによって発生しているとされています。

宝石の色には宝石そのものに色が着いている「自色タイプ」と、宝石に入った光の一部が吸収されることによって人間の目に特定の色として感知されている「他色タイプ」があります。このどちらのタイプの場合であっても、色の違いが生まれる根本的な理由は共通です。

化学組成が異なることによって色に違いが生まれる例としては、ルビーとサファイアが分かりやすいでしょう。この2つの宝石は実はもともとは同じ「コランダム」という鉱物です。しかしコランダムにクロムが入るとルビー、チタンが入るとサファイアという風に化学組成の違いによって色に違いが生まれ、別の宝石として扱われるようになるのです。

青い宝石10選

ここからは青色の宝石をご紹介します。誰でも一度は耳にしたことがある王道の宝石からあまり知られていない宝石まで、全部で10種類をピックアップしました。ぜひお気に入りのブルーカラーを見つけてみてください。

《サファイア》

かつては青色の宝石をすべてサファイアと呼んでいた時代もあったと言われているように、青色の宝石の代表とも言えるサファイア。深いブルーカラーが特徴で、四大宝石の1つにも数えられます。

イギリス王室がサファイアを使用したジュエリーを多く所有し受け継いでいることは広く知られており、チャールズ皇太子(現イギリス国王)が故ダイアナ妃に贈った指輪にサファイアが使用されていたことも有名なエピソード。昔から王族や貴族に愛されてきた、高級感のある宝石です。

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《アクアマリン》

「人魚の涙」という美しい別名がぴったりな、水のような透明感ときらめきが特徴のアクアマリン。古くから船乗りたちのお守りとして大事にされてきた歴史もあり、まさに海にまつわる宝石と言えます。硬度が高く傷つきにくいため、普段使いのジュエリーとして取り入れるのにおすすめの宝石です。

アクアマリンの中で最高品質とされるのが「サンタマリアアクアマリン」で、通常のアクアマリンよりも濃く深いブルーに発色します。採掘されていた鉱山が名前の由来ですが、現在ではこの鉱山は閉鎖してしまったため希少価値が非常に高くなっています。

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《ブルートパーズ》
ブルートパーズのイメージ画像
「宝石」と聞いて頭に思い浮かぶような鮮やかさと輝きを併せ持った人気の宝石です。カラーバリエーションが豊富なトパーズの中でも青色のものをブルートパーズと言います。

ブルーの濃さによって「スカイブルートパーズ」、「スイスブルートパーズ」と呼び方が変わり、最も高値が付きやすいのが「ロンドンブルートパーズ」とされています。ロンドンブルートパーズは3つの中で最も色が濃く、ロンドンの空を思わせるようなグレーがかった深い青色という特徴的なカラーを見せてくれます。

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《アイオライト》

上品な青紫色が特徴のアイオライト。少し変わったこの名前は、ギリシャ語で「スミレ色」という意味の「ion」と「石」という意味する「lithos」から来ているとされており、名前にも色の美しさが反映されていることが分かります。

最大の特徴は、見る角度によって色が違って見える多色性(たしょくせい)を持つこと。青紫色以外にも青色や灰色、黄色などの様々な色を見ることが出来る場合もあります。この多色性が顕著であるほど価値が高くなります。

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《ラピスラズリ》

世界最古のパワーストーンと言われているほど長い歴史を持つラピスラズリ。和名で「瑠璃」と呼ばれるこの宝石は、仏教の世界では極楽浄土を飾る「七宝」の1つとして数えられており、様々な地域で古くから愛されてきた宝石と言えるでしょう。

はっきりとしたブルーカラーが特徴で、かつては粉末状にして顔料として使われていたこともありました。フェルメール作「真珠の耳飾りの少女」ではターバンの着彩に使用されており「フェルメールブルー」とも呼ばれています。

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《ターコイズ》

マットな質感と爽やかなスカイブルーが美しいターコイズ。エスニックな雰囲気のジュエリーによく使用され、男女問わず人気の宝石として知られています。

表面に見られる特徴的な蜘蛛の巣の様な模様は「スパイダーウェブマトリックス」と呼ばれます。同じ模様のものは存在しないため、ターコイズの見どころの1つと言えます。

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《タンザイナイト》

透明感のある鮮やかな青紫色が特徴のタンザナイト。実は本当の名前は「ブルーゾイサイト」と言いますが、ティファニー社が打ち出した「タンザナイト」というキャンペーンネームの方が現在では一般的になっています。

とても人気の高い宝石ですが採掘できる鉱山は一か所のみ。それに加えて産出量も減少していることから、希少性が年々高まっています。採掘できるのは残り数十年という説もあり、幻の宝石になってしまうと言われています。

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《パライバトルマリン》
パライバトルマリンのイメージ画像
内側から発光しているかのような鮮やかなネオンブルーカラーのパライバトルマリン。希少性が非常に高く、高品質のものはダイヤモンド以上の高値が付けられることもあります。

本来はブラジルのパライバ州で採れたもののみをパライバトルマリンと呼んでいましたが、鉱山はわずか数年で閉鎖。そのため現在では、トルマリンの中でこのような発色のものをパライバトルマリンと呼んでいます。

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《ベキリーブルーガーネット》

ガーネットと言えば赤色ですが、実はブルーも存在します。「ベキリーブルーガーネット」という宝石で、マダガスカルのベキリー地区でのみ採掘されるためこの名前で呼ばれています。1990年代前半までは「ガーネットには青色だけはない」とされていましたが、この宝石の発見によってその説が覆された革命的な宝石です。

光源によって異なる色に見える変色性を持つのも特徴の1つで、太陽光下ではブルー系、白熱灯下ではレッド系に見えます。

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《ラリマー》
ラリマーのイメージ画像
水面を写し取ったようなマーブル模様と淡いスカイブルーカラーが特徴のラリマー。「ペクトライト」という鉱物で、元々は宝石としての価値は認められていませんでした。しかし、1970年代に美しいブルーの個体が発見されたことで「ラリマー」として評価されるようになりました。

世界三大ヒーリングストーンとされており、ジュエリーとしてだけでなくパワーストーンとして楽しむ方も多い宝石です。

SoëLのブルーカラージュエリー

SoëLでも美しいブルーカラーの宝石を使用したジュエリーをご用意しております。

- Little Joy

【Little Joy】カラーストーンイヤーカフ [K18]

色とりどりの宝石で彩ったイヤーカフのコレクション。ブルートパーズやアクアマリン、アイオライトなどのブルーカラーの宝石たちが散りばめられています。あなただけのお気に入りを探してみて下さい。

- Luminous

【Luminous】コレクションアイテム一覧

湖上を照らす月あかりのような、穏やかな静けさを感じさせるブルーグレーのパールジュエリー。落ち着いた色調だから肌なじみも良く、ナチュラルな印象で身に着けられます。一味違うパールジュエリーをお探しの方におすすめのアイテムです。

- Sashi-com アクアマリンサンストーン

Sashi-com アクアマリンサンストーン
Sashi-com付アクアマリンサンストーンネックレス [K18]

光を受けるとキラッと光るインクルージョン(内包物)が素敵なアクアマリンサンストーンのネックレス。アクアマリン特有の透明感とインクルージョンの輝き、シャープなマーキスカットで洗練された印象に。

- SoëLAdjuster ブルースター

SoëL Adjuster ブルースターネックレス [SV925]

ブルースターの小さな青い花を宝石で表現したネックレス。ブルーカラーの宝石による色のグラデーションと添えられたフラワーモチーフが爽やかな印象を与えてくれます。

- SoëL Bracelet Summer

SoëLbracelet
SoëL Bracelet【Summer】チェーンブレスレット [SV925]

夏の海の澄み渡った美しい青色をブルートパーズで表現したブレスレット。シンプルなデザインだからオンオフ問わず身に着けられます。どんなファッションにも取り入れやすいチェーンブレスレットは、プレンゼントにもオススメです。